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【薬剤師が解説】抗生剤の正しい飲み方【注意点や飲食物との相性】

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風邪をこじらせてしまったと思って病院を受診すると、実は副鼻腔炎や中耳炎を発症していることがあります。

そこで、悪い細菌が見つかると細菌をやっつけるために抗生物質を含む抗生剤が処方されることが多いです。

特に子供の場合は風邪から耳や鼻の症状につながることが多く、よく抗生物質が使用されます。

抗生物質は一般的な風邪のお薬などと比較して気をつけるべき点がいくつかあります。

この記事では薬剤師のせいまるが、抗生剤を飲むときに気をつける点にについて解説します。

はじめに

これは抗生剤に限ったことではありませんが、病院を受診して処方されたお薬は用法用量を守ることが重要です。

注意
必ず医師・薬剤師の指示された用法用量を守って服用してください。

自己判断で勝手に用法用量を変更したり、飲むのを止めたりしないでください。

抗生剤とは

抗生剤とは抗生物質を含むお薬のことを言います。

抗生物質は細菌などの微生物の成長を阻止したり、殺菌したりする有効成分のことを言います。

感染症の原因となる細菌をやっつける効果を持つので、感染症やその予防に使用されます。

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偶然にも青カビから発見された抗生物質のペニシリンが歴史的にも有名です。

抗生物質の発見により、不治の病とされていた病気が治癒できるようになり、は医療は一気に進歩しました。

抗生剤の注意すべき副作用

抗生剤にはいくつかの知っておくべき注意点があります。

特に抗生剤によくある副作用腹痛下痢薬疹などに注意が必要です。

腹痛・下痢

抗生剤は悪い菌をやっつけてくれますので感染症にとても有効です。

しかし、同時にヒトの腸内にいる善玉菌(味方の菌)も同時にやっつけてしまう場合があります。

善玉菌が減ってしまうと腸内の細菌のバランスが崩れてしまい、腹痛や下痢などの症状を引き起こしてしまうことがあります。

そのため、抗生剤の服用では腹痛や下痢の副作用に注意が必要です。

下痢がひどくてお薬が服用しにくいという場合は主治医や薬剤師に遠慮せずに相談してください。

これらの副作用を防止する目的で乳酸菌のお薬が使用されることがあります。

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乳酸菌を含むビオフェルミンなどがよく処方されます。

薬疹

薬疹とはお薬を飲んだり注射した場合に、一種のアレルギー反応として皮膚に発生する発疹のことです。

薬疹は場合によって重症な症状を引き起こすことがありますので注意が必要です。

そのため、抗生剤を服用して全身に発疹ができたり、皮膚が赤くなってきたりした場合は薬疹が発生している可能性が考えられます。

注意
万が一、そういった症状が見られましたら、すぐに主治医または薬剤師に連絡して再受診してください。

抗生剤の飲み合わせに注意

抗生剤のお薬の中には飲み合わせに注意が必要なものがあります。

乳製品に注意

抗生剤の中には乳製品の中のカルシウムと相性が悪いものがあります。

乳製品などに含まれるカルシウムと抗生物質の成分がくっついてしまうことで、体内への吸収が邪魔されてしまうためです。

抗生物質の体内への吸収量が減ってしまうと十分な効果が得られず、悪い菌をうまくやっつけられない可能性があります。

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例えば、ニューキノロン系抗生剤やテトラサイクリン系抗生剤などの一部が当てはまります。

抗生剤の種類は難しいので覚えておく必要はありません。

抗生剤が出た時に牛乳などの乳製品との相性について気になった場合は薬剤師に聞いてみましょう。

相性が悪いといっても、抗生剤を服用した前後2時間程度の時間をおけば乳製品を飲んでも大丈夫ですのでご安心ください。

子供のシロップやこな薬はジュースに注意

抗生剤は小児にもよく使用されます。

特に小児の場合は風邪をこじらせてしまい、鼻炎や中耳炎に発展してしまった結果、抗生剤が処方されることがよくあります。

小児の場合は大人と比較して体重が軽いため、シロップ薬やこな薬が体重をもとに計算して処方されます。

そのため、シロップ薬やこな薬の抗生剤がよく処方されます。

特にこな薬などでは、抗生物質の苦味を隠すためにコーテイングが施されて甘い味になっていることが多いです。

そのコーティングは胃の中の胃酸で溶けるように設計されています。

よって、酸味のある飲み物などとこな薬を一緒に飲んでしまうとコーティングが剥がれて苦味が出てしまいますので一緒に飲まない方が無難です。

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酸味のある果汁ジュースなどは避け、甘みのあるチョコアイスやココアなどがオススメです。

耐性菌に注意

抗生物質は細菌には大きな効果を発揮する反面、耐性菌という問題も抱えています。

耐性菌とは

細菌にとって抗生物質はまさに天敵です。

細菌もなんとかして抗生物質から生き延びようと進化していきます。

細菌自体の構造を変化させて抗生物質に反応しなくなったり、抗生物質を破壊する物質を作り出したり、抗生物質を外に追い出す仕組みを組み込んだりします。

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細菌も殺菌されまいと必死ですのであらゆる手段を駆使して生き残ろうとします。

そのため、抗生物質に対して耐性を持った耐性菌が発生してしまいます。

耐性菌ができてしまうと特定の抗生剤が効きにくくなってしまい、抗生剤の変更が必要になったり、治療期間が長引いたりしてしまいます。

そのため、耐性菌を作らないようにすることが重要です。

次に耐性菌を作らないためにできることを解説します。

用法用量を守る

耐性菌を作らないためには、抗生剤を正しく服用することがが最も重要です。

飲み忘れなどをしてしまうと、抗生剤の効果が中途半端になってしまい、耐性菌を作ってしまうリスクをあげてしまいます。

飲み忘れなどにより症状が良くならないことも結果的に抗生剤を使用する期間の延長につながります。

その結果、耐性菌のリスクにつながります。

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途中で勝手にやめたり服用の量を調節したりしないでください。

免疫力を上げておく

治療期間を短縮するために、しっかりと免疫力をあげておくことも大切です。

免疫力を上げるには規則正しい生活や、栄養バランスを考えた食事、十分な睡眠などが必要です。

ヒト本来が持っている免疫力は抗生剤をサポートし、悪い菌をやっつけることをサポートしてくれます。

免疫力をあげておくことも耐性菌を作らないという点で重要です。

まとめ

抗生剤の特徴や注意点についてまとめます。

  • 抗生剤とは悪い菌をやっつける抗生物質を含むお薬です。
  • 抗生剤は腹痛・下痢や薬疹などの副作用に注意が必要です。
  • 一部、乳製品と相性の悪い抗生剤があります。
  • シロップやこな薬の抗生剤は酸味のある飲み物と合わせると苦味が増してしまう場合があります。
  • 耐性菌を作らないためにも用法用量はしっかり守りましょう。
  • 日頃から免疫力をあげておくことが大切です。

特に、抗生剤を正しく服用することがが最も重要です。

必ず用法用量を守ってください。

せいまる

お薬を服用していて気になったことや心配なことがあれば、遠慮なくかかりつけの薬剤師・主治医に相談しましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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