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【薬剤師が解説】子供にお薬を上手に飲んでもらうコツ【粉薬・薬の知識】

子供にお薬を上手に飲んでもらうコツのアイキャッチ画像

お薬を飲むのを嫌がってしまうお子様は少なくありません。

お子様にお薬を飲んでもらうときにうまくいかなかったという経験をされた親御さん、多いと思います。

せいまる

実際に薬局でお薬をお渡しする時に、パパママさんから子供のお薬の上手な飲ませ方について様々な質問をいただきます。
  • 上手に飲んでもらうコツはありますか?
  • 粉のお薬を嫌がって飲んでくれない
  • 飲んでもらうまでに時間がかかります
  • 混ぜた食べ物が嫌いになってしまった…

特に粉のお薬は苦味などもあるため、苦手とするお子様が多く、お困りとのことです。

この記事では薬剤師のせいまるが、子供にお薬を上手に飲んでもらえるコツについて解説します。

お薬をお子様に飲んでもらうときに、やっていいことダメなことがあります。

せいまる

このポイントをしっかり押さえるだけでお薬の悩みをかなり解消できるはずです。

一番大切なこと

お薬は正しく使用されることで、医師の期待する治療効果が得られます。

注意

必ず医師の指示通りに使用し、保護者の判断でお薬の服用を勝手に止めたりすることは絶対にしないで下さい。

もし、お薬や飲み方について疑問に思うことがありましたら、主治医またはかかりつけの薬剤師に遠慮せずにお問い合わせください。

また、お薬をお子様が勝手に飲んだり、いたずらしたりしないようにすることが重要です。

必ずお子様の手の届かないところに保管し、保護者がしっかりと管理してください。

お薬を飲んでもらうときにやってあげたいこと

お薬を上手に飲んでもらうためにはお薬を飲めたという達成感を感じさせてあげることが大切です。

飲まないといけないという義務感を押し出すのは、マイナスの感情につながってしまうことがあるため、避けることが望ましいです。

褒めてあげる

お薬を上手に飲めたときは、とにかく褒めてあげることが一番大切です。

子供は褒めてもらうことで、お薬を飲むのが嬉しくなります。

お薬を飲めたという達成感を得ることで、次からもお薬をちゃんと飲みたいと思うようになります。

しかし、お薬をちゃんと飲んでくれないときは思わす叱ってしまうかもしれません。

叱られてしまうと、お薬を飲むことが嫌な思い出になってしまい、お薬を飲むことがさらに嫌いになってしまいます。

せいまる

叱ってしまいそうな気持ちをぐっとこらえて優しく見守ってあげましょう。

お薬を飲む理由を教える

お薬を嫌がってしまうパターンとして、お薬を飲む理由がわからず、単なる苦痛になってしまっていることがあります。

「どうしてお薬を飲むのか」や、「お薬を飲むとどんないいことがあるのか」について優しく教えてあげてください。

また、お薬を飲んで体調が良くなってきたら、「きちんとお薬を飲めたから良くなったんだよ」と伝えてあげてください。

辛いときはお薬を飲むことで良くなるということが理解できれば、進んでお薬を飲もうとしてくれます。

こな薬の基本的な飲ませ方

粉のお薬は水や他の飲料などと一緒に飲むと飲みやすいです。

アイスなどの食べ物でもOKです。

作るときは1回分を直前に

基本的にはお薬を飲む直前に1回分を混ぜて作ります。

注意

まとめて作り置きすることで時間が経ってしまうとお薬の成分が変化してしまい、効き目が悪くなったりする可能性があります。

必ず直前に1回分のみに作るようにしてください。

混ぜると飲みやすくなるオススメの飲食物

抗生剤などのお薬は酸味がなく甘みのある飲食物などがより苦味が少なく飲むことができます。

  • アイスクリーム(チョコ味など)
  • チョコクリーム
  • ココア
  • プリン
  • ゼリー
  • などがオススメです

特にアイスクリームは冷たく、舌が冷えて味覚が鈍くなりますので、お薬の苦味を感じにくくなります。

ただし、抗生物質の場合は果汁などを含む酸味のある味は避け、チョコレート味などがお勧めです。

お薬と混ぜてはいけない飲食物

ミルクや主食に混ぜてはダメ

ミルクやご飯(白米などの主食)には絶対に混ぜないで下さい。

お薬を混ぜることで、ミルクなどの味が変わってしまう可能性があります。

お薬による味の変化のせいでミルクや主食が嫌いになってしまう危険性があります。

ミルクや主食以外の飲食物に混ぜるようにしましょう。

グレープフルーツジュースに注意

グレープフルーツジュースはお薬の効果に影響を与えることがあります。

お薬の副作用を強く出やすくしてしまう可能性がありますので注意が必要です。

そのため、お薬服用中はグレープフルーツジュースは避けることが望ましいです。

せいまる

とは言ってもグレープジュースが大好きな方にとっては我慢するのは嫌ですよね。

お薬の種類によっては大丈夫な場合もあります。

グレープフルーツジュースが飲みたい場合は薬剤師に飲んでも大丈夫か確認するようにしてください。

乳児にハチミツはダメ

お薬の苦味を消すために甘いハチミツを使いたくなってしまいます。

しかし、1歳未満の乳児にはハチミツを与えないようにしてください。

注意

ハチミツの中には、乳児ボツリヌス症という病気の原因になる細菌が含まれている場合があります。

乳児はまだ免疫がしっかりと出来上がっていないため、感染症を起こしやすくハチミツは危険です。

抗生剤などはジュースやヨーグルトに注意を

抗生物質のお薬は苦味を押さえるために甘みのコーティングを施していることがよくあります。

そのコーティングは服用後に胃酸によって溶けるように設計されています。

そのため、酸味のあるフルーツジュースやヨーグルトに混ぜてしまうとコーティングが溶けてしまい、かえって苦味が増してしまう場合があります。

抗生剤には乳製品と相性が悪い場合も

抗生剤の中には、牛乳やヨーグルトなどの乳製品と相性が悪いものがあります。

乳製品に含まれるカルシウムとくっついて効果が弱まってしまうタイプの抗生物質があるためです。

抗生物質はしっかりと決められた効果を発揮して悪い菌をやっつけます。

そのため、効果が弱まってしまうと悪い菌をやっつけることができなくなってしまい、治療期間が長引いたりする可能性があります。

乳製品と混ぜたい場合は薬剤師に相談されることをオススメします。

せいまる

もし乳製品と相性が悪くても、抗生剤の服用した時間から前後2時間程度の時間をあけると摂取しても大丈夫ですのでご安心ください。

熱い飲み物はダメ

お薬の成分の中には、熱に弱い成分が含まれることがあります。

スープやお味噌汁などの熱い飲食物にお薬を混ぜると、お薬の成分が壊れて効果が弱まってしまう場合があります。

そのため、少し暖かい〜常温、もしくは冷たい飲食物に回るようにしましょう。

お薬を混ぜるときのコツ

お薬を飲食物と混ぜる時のコツを紹介します。

先に味見をする

お薬をほんの少しだけ飲食物と混ぜたものを作って、先に大人が味見してあげることも大切です。

お薬飲むことは、子供にとって料理を食べるのと同じです。

新しい料理に挑戦するときは味見をしますよね。

それと同じように、新しいお薬や飲食物を混ぜる場合は先に味見して、服用しやすいか確認してあげましょう。

味見をして、服用しにくいと感じたら混ぜる飲食物を変更するなどの工夫が必要です。

たくさん混ぜすぎないように

お薬の味を薄くするためにたくさんの飲食物と混ぜてはいけません。

たくさんの飲み物とお薬を混ぜたりすると、飲み物が多すぎて最後まで飲んでくれない可能性があります。

お薬は正しい量を飲むことで医師の期待した効果が得られるように計算して出されています。

少ない量ですとうまく効果を発揮できない可能性があります。

そのため、飲みきれる(食べきれる)量をお薬と混ぜることが大切です。

できるだけ少量で混ぜて、お薬を飲みきった(食べきった)後でお薬の後味を軽減するために飲食物を与えるのがコツです。

混ぜてるところを見られないように

飲食物にお薬を混ぜているところを子供に見られてしまうと、「この飲み物(食べ物)にはお薬が入っている」という先入観ができてしまいます。

そのため、お薬を混ぜている現場はできるだけ見られないことが望ましいです。

しっかりとお薬を飲むことに慣れてくると、薬を飲む理由やメリットについても教えてあげることも大切ですので、混ぜているところを見せても大丈夫です。

子供の成長に合わせて臨機応変に対応していくことが大切です。

市販のお薬服用補助食品を使用する

お薬を一般的な飲食物と混ぜて良いといっても、飲食物の種類によってはお薬の効果に影響を及ぼしたり、味の予測がしにくいというデメリットもあります。

そういった場合は、市販の服薬補助食品などを使用するのもオススメです。

服薬補助ゼリーやオブラートなどが薬局やドラッグストアで販売されています。

市販の服薬ゼリーなどは、お薬の効果や味に影響を及ぼしにくいように設計されていますので、安心してお薬と混ぜることができます。

服薬補助ゼリーの特徴

服薬補助ゼリーには、お薬のタイプに合わせた最適な味が用意されています。

例えば抗生物質のお薬に適したチョコレート味などです。

果汁を含み、酸味のあるフルーツ味などはかえって抗生物質の苦味コーティングを剥がしてしまって苦味を増してしまう可能性があるため、チョコレート味などが推奨されています。

さらに、粉薬に適したタイプや錠剤に適したタイプが販売されていますので、薬局の薬剤師や登録販売者に購入の相談をされることをお勧めします。

服薬補助ゼリー使い方

粉薬の場合

  • STEP.1
    容器にゼリーを入れます
    ゼリーをすくいやすい浅めの容器がオススメです。
  • STEP.2
    ゼリーの上に粉のお薬を入れます
    そのまま上からふりかけるだけで大丈夫です。
  • STEP.3
    スプーンなどでよくかき混ぜます
    ゼリーと粉薬が均等に混ざるようにします。
  • STEP.4
    スプーンなどですくって噛まずに飲み込みます
    噛まずにゴクンと飲み込むのがコツです。

錠剤・カプセルの場合

  • STEP.1
    容器にゼリーを少し入れます
    錠剤・カプセルの場合はお薬が包める程度の量で大丈夫です。
  • STEP.2
    ゼリーの上にお薬をのせます
    包み込みやすいように真ん中のあたりにのせます。
  • STEP.3
    ゼリーを追加します
    お薬を包み込むようにお薬の上に追加します。
  • STEP.4
    容器からそのまま噛まずに飲み込みます
    量が多い場合はスプーンなどですくって飲んでももOKです。

オブラート特徴

オブラートはお薬を包み込むことによってお薬の苦味などの味を隠すことができます。

水に浸すことでゼリー状になり、つるんと飲み込むことができます。

オブラート使い方

  • STEP.1
    お薬をオブラートの上にのせます
    包みやすいように真ん中のあたりに乗せるのがコツです。
  • STEP.2
    巾着のように包みます
    お薬かこぼれないようにオブラート巾着の口の部分をねじります。
  • STEP.3
    容器の中に入れた水に浸します
    スプーンなどにのせると浸しやすいです
  • STEP.4
    水を含ませてゼリー状にします
    透明のゼリーのようになります。
  • STEP.5
    噛まずに飲み込みます
    スプーンなどを使って噛まずにつるんと飲み込みます。
注意

オブラートにお薬が包み込まれてしまうため、胃で直接効くタイプの胃薬などでは効果が落ちてしまう場合があります。

購入前に薬剤師や登録販売者に相談することをお勧めします。

まとめ

お薬を上手に飲んでもらうためのコツについてまとめます。

  • 上手に飲めたら褒めてあげる
  • お薬を飲む理由を教えてあげる
  • 飲食物と混ぜるときは1回分のみを作る
  • 甘みのある飲食物がオススメ
  • アイスなどは冷たく味覚が鈍くなるため苦味を隠しやすい
  • ミルクや主食には混ぜない(嫌いになるといけないため)
  • グレープフルーツジュースは避ける
  • 乳児にハチミツはダメ
  • 抗生剤は酸味のあるものと混ぜると苦味が増してしまう場合も
  • 先に味見をしてあげる
  • 服薬補助食品を上手に使うことも大切

せいまる

お薬はできるだけ楽しく飲んでもらいたいですよね。

この記事で紹介したコツを上手に使って楽しく服用していきましょう。

こな薬やシロップ剤の正しい飲み方についてはこちらの記事でまとめています。あわせてご覧ください。

こな薬やシロップ剤の正しい飲み方のアイキャッチ画像å 【薬剤師が解説】こな薬やシロップ剤の正しい飲み方【飲ませ方・混ぜ方】

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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