背中にお薬がうまく塗れなくて困ったことはありませんか?
背中が痒くなったり、炎症や虫さされがあって病院に行くと、お薬を処方されることが多いと思います。
また、薬局でお薬を購入することもあると思います。
せいまる
どうしても届かない場合は家族にお願いして塗ってもらうことになります。
しかし、必ずしもサポートしてもらえるわけではなく、
- 一人暮らしなので塗ってもらえない。
- お薬を塗りたい時にちょうどサポートしてくれる家族の方がいない。
- 毎回お願いするのが申し訳ない。
など、お困りの方も実際にいらっしゃいます。
治療の悩みのタネになっているとのことです。
背中に手が届かなくてお薬が塗りにくいことは、背中の症状がなかなか治らなかったりする原因になります。
そこでこの記事では薬剤師のせいまるが、背中にお薬を塗りにくい時の解決方法を解説します。
せいまる
この記事でわかること
はじめに
お薬には決められた用法用量があり、その通りに使用することで医師の期待する効果が発揮されます。
塗り薬の場合、決められた回数(1日◯回)決められたタイミング(入浴後など)を守ることで最も良い効果が期待できます。
そのため、背中に手が届かないのでお薬を塗らないでおくことは、治療においてよくないことです。
背中にお薬を塗るための方法
具体的な方法についてまとめます。
スプーンで塗る
スプーンの裏側の膨らんでいる方にお薬をつけて塗る方法です。
お薬をつけたスプーンを孫の手のように使用して患部に優しくお薬を塗ります。
どの家庭にもスプーンはあると思いますのでお手軽に使用できます。
大きめのスプーンがオススメです。
汚れたスプーンを使用すると、雑菌などが患部についてしまう危険性があります。
また、お薬を塗るのに使用した後のスプーンはすぐに洗い、しっかりとお薬を洗い流して清潔しましょう。
お薬がついたままのスプーンで食事をしないように注意してください。
食用のスプーンとは分けて、お薬を塗る専用のスプーンにすることをオススメします。
お薬を塗る器具を購入する
背中などの届きにくい部分に軟膏を塗る器具が販売されています。
軟膏やクリーム・ローションを塗るためのパッドがついており、お薬の塗りやすさを重視した専用の器具です。
お薬を塗る専用の器具ですのでスプーンを使用するよりも使い勝手が良くなることは間違いないでしょう。
せいまる
スプレータイプのお薬を使う
外用のお薬には塗り薬だけではなく、スプレータイプもあります。
スプレータイプであれば手が届かない部分にも直接お薬を吹きかけることができます。
背中に手が届かなくてお薬が塗りにくいということを医師または薬剤師に相談することで、お薬の種類によってはスプレータイプに変更できる場合もあります。
せいまる
無理やり手で塗らないほうが良い
背中の届かないところに頑張って手を伸ばして塗るということもあるかもしれません。
しかし、無理に手を伸ばして背中にお薬を塗るのはあまりオススメできません。
無理に背中に手を回すと、体が柔らかくない場合、肩や手を痛めてしまうことがあります。
無理やり手を伸ばすと力の加減が難しく、患部を強くこすってしまう原因になります。
また、思わず爪で引っ掻いて患部を傷つけてしまう恐れもあります。
患部を傷つけてしまうことで症状が悪化したり、治りが遅くなってしまう可能性があります。
せいまる
無理をしないことが大切です。
日頃の保湿ケアが大切
普段から皮膚の乾燥を防ぐために、入浴後などに保湿剤を使用されている方も多いと思います。
しかし、背中は他が届きにくいことから保湿が忘れがちになります。
ケアが疎かになってしまっていることも多いと思います。
そのため、普段から背中は特に意識して保湿のケアをしておくことが大切です。
意識的に意識しながら保湿しておくことで、乾燥や炎症が起こりにくい皮膚環境を作りやすくなります。
せいまる
お薬の塗り方や保湿剤についてはこちらの記事でまとめて解説しています。併せてご覧ください。
【薬剤師が解説】塗り薬の正しい&上手な使い方【軟膏・クリーム・ローションのコツ】 【薬剤師が解説】ヒルドイドの効果と正しい使い方【保湿剤】まとめ
背中の患部にお薬を塗る方法についてまとめました。
やはり一番大切なのは日頃からのスキンケアです。
背中は手が届きにくいという理由からスキンケアが疎かになりがちです。
日頃から特に忘れやすい背中については意識するようにしましょう。
スプーンを使っても良いですし専用の器具を買うのも良いでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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せいまる